広がった毛細血管を治療することで赤ら顔が改善されるって本当?
赤ら顔の改善は化粧水選びで決まる!しっかり治したい方必見!
赤ら顔の改善は化粧水選びで決まる!しっかり治したい方必見!
  1. 赤ら顔は拡がった毛細血管をしっかり治療(毛細血管拡張症)

毛細血管拡張症とは?

肌は2層に分かれて出来ています。2層目の層には、無数の毛細血管が密集し、皮膚の表面からは見えないと言われています。通常であれば血管は、自律神経の働きで拡張・収縮を繰り返し、それによって血液量や血流速度が調整されています。しかし、何らかの原因で毛細血管が拡張することで、血液量が増加して血流が滞ってしまい、それが透けて肌が赤く見えることがあります。これを「毛細血管拡張症」と言います。主に両頬や鼻の周辺には毛細血管が集中しているため赤くなりやすく、特に頬にはお腹の5倍近くの毛細血管が密集しているので赤みが目立ってしまいます。

毛細血管拡張症の原因はまだはっきりと解明されていません。緊張時や活発な活動時に優位になるのが交感神経ですが、この交感神経が緊張して血管が拡張したままになり自律神経が乱れることが原因ではないかと言われています。また気温差の激しい場所を行き来することも血管を拡張する原因と考えられています。

自宅でできる6つのケア方法

毛細血管拡張症による赤みを改善するために、自宅でできるケアもあります。

1、自律神経の働きを整える

自律神経の働きを整える

毛細血管拡張症は自律神経の働きが原因となっているとも言われています。ストレスや緊張で血流が滞っている場合は自律神経を整えることを意識してみましょう。例えば腹式呼吸などの呼吸法を生活の中に取り入れることも効果的です。

お腹を大きくふくらませたりへこませたりして横隔膜を動かすのがポイントです。毎日少しずつでも続けるうちに徐々に自律神経のバランスが改善していきます。お風呂タイムではいつもよりも長く湯船につかり、汗を流して新陳代謝を促すことも改善につながります。また十分な睡眠時間をとることも大切です。

2、食生活の改善

食生活の改善

カフェインや香辛料などの刺激の強いものやアルコールの摂りすぎは血管が拡張し血流が滞ってしまいます。なるべく控えめにし、健康的な食事を心がけてみましょう。肌の内側からきれいにしてくれる食品を日常的に食べる習慣をつけることも肌質改善のひとつです。

ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナイアシン、コラーゲン、乳酸菌などを意識した食材を取り入れてみましょう。特に赤ら顔の改善が期待できるのがビタミンK2(納豆、モロヘイヤなど)です。栄養バランスの良い食事を毎日決められた時間にしっかりとることを意識してみましょう。

3、腸内環境の改善

腸内環境の改善

腸内環境の悪化も、毛細血管拡張症に関係しているのではないか、といわれています。便が腸内に溜まったままになると、そこから発生した腐敗物や有害ガスが腸壁から血液中に取り込まれ全身へ運ばれて、さまざまな肌トラブルを引き起こす原因となります。

小腸で活躍する乳酸菌や大腸を整えるビフィズス菌、また食べものの移動をスムーズにする食物繊維や腸内細菌を元気にしてくれるオリゴ糖などを積極的にとって腸内環境を整えましょう。食生活の改善とともに腸内環境も改善し、便を溜めない生活を心がけることが大切です。

4、温度差に注意

温度差に注意

寒いところと温かいところの移動を頻繁に繰り返すと、毛細血管が絶えず収縮・拡張を繰り返し、自律神経が疲れやがて毛細血管が拡張したままになりやすくなってしまいます。温度差をなるべく控えることが重要です。冬の外出時には、マスク・マフラー・帽子を使ってできるだけ顔をカバーして冷やさないように心がけましょう。

また冬の空気が乾燥する季節には、加湿器を使うなどして部屋の湿度が下がりすぎないように調整しましょう。夏は扇風機などを上手に利用し、エアコンの使用を最小限にして温度差をなくしていきましょう。

5、スキンケア

スキンケア

洗顔などのスキンケアは毎日のことだからこそ重要なポイントです。

クレンジングオイルでのメイク落としはそれだけで肌の負担が大きいので、ミルククレンジングなどに切り替えましょう。顔を洗うときに力を入れすぎたり洗顔料を使いすぎたりしている人は角質層を削り取っているかもしれません。

洗顔フォームをよく泡立て、泡をたっぷりと肌の上で優しくころがすように洗うことが大切です。そして洗顔料が肌に残らないようにしっかりとすすぎ、刺激物を残さないよう注意しましょう。また、スクラブのような強い刺激を肌に与えるような洗顔料は控えましょう。

6、保湿ケア

保湿ケア

角質層を健全な状態にするには、保湿ケアをきちんとすることが大切です。洗顔後は肌が乾燥しやすいため、素早い保湿が肝心です。肌の水分をしっかり拭きとってから3分以内には化粧水などの保湿ケアを行いましょう。そして保湿成分がしっかり入ったスキンケア用品を使うことが重要です。肌のバリア機能を整える保湿効果の高い化粧水などを上手に取り入れることも、肌の赤みをおさえる保湿ケアに効果的です。刺激が強い化粧品は皮膚を薄くしたり肌の赤みを悪化させたりしてトラブルの原因となるので、使用は控えましょう。