赤ら顔の1つ酒さ(しゅさ)とはどういうものなの?
赤ら顔の改善は化粧水選びで決まる!しっかり治したい方必見!
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  1. 酒さ(しゅさ)とは?どういう症状?どういう原因?

酒さ(しゅさ)の症状とは?

酒さ(しゅさ)の症状とは?

酒さとは、鼻を中心に眉間や頬の血管が拡張して赤みが見られる症状のことです。30代から60代の中高年以降の方の発症が多く、日本人に発症することもありますが、肌の白い人や欧米人に多く見られる症状です。更年期の女性に多く見られる症状でもあります。「酒」という文字が含まれお酒を飲んでいるかのように見えるのが特徴ですが、アルコールが原因でかかる病気ではありません。

酒さの症状は重症度によって3段階に分けられます。

第1度(紅斑性酒さ)は、鼻、顔面などに赤みがでたり、少し太めの血管が赤い糸くずのように見えたりします。

第2度(酒さ性ざ瘡)は、第1度の紅斑性酒さがさらに強まり、ニキビのような膿疱、発疹ができます。

第3度(鼻瘤)は、膿疱が悪化して鼻の頭がみかん状に肥大する症状です。皮脂の分泌が強く見られるのが特徴です。

第3度の症状まで進む日本人は少ないといわれていますが、必ずしも第1度から段階的に進行していくとは限らず、初期症状で第3度の鼻瘤が現れるケースもあります。ニキビのようなブツブツや膿疱が、炎症性のニキビや湿疹、アトピー性皮膚炎などに似ているため判断がつきにくく、医師に相談しても正しく診断されない場合もあるのが現状です。

なんで酒さ(しゅさ)になっちゃうの?

なんで酒さ(しゅさ)になっちゃうの?

症状を悪化させる要因としては、ストレス、紫外線、気温差、アルコールやカフェインなど刺激物や脂っぽいもの甘いものの摂取、香辛料、刺激の強い化粧品、喫煙、便秘などがあります。

しかしなぜ顔の表面の血管がひらき、血管や毛穴の周りに炎症が起きてしまうのか、酒さの根本的な原因はよくわかっていません。若年層でかかることは少なく中高年以降の発症が多いため、年齢的な要因があるのかもしれません。女性では閉経前後に悪化しやすく、偏頭痛を併発している人が多いため血流に問題が生じて血管の拡張が起こりやすくなっているとも考えられます。皮膚表面の免疫の異常が原因という説や、アレルギーや皮膚表面の毛包虫感染が原因という説もあります。

酒さ(しゅさ)のセルフケア方法

酒さ(しゅさ)のセルフケア方法

酒さの症状を悪化させる要因は判明してきています。代表的な要因として、紫外線、激しい温度差、ストレス、熱い飲み物、刺激の強い飲食物、アルコール、カフェイン、香辛料、刺激の強い化粧品などがあげられます。

酒さと疑われる方はこれらをなるべく避け、症状が慢性化しないよう常に予防しましょう。紫外線を避けるには、日傘や帽子、日焼け止めの使用が有効ですが、酒さの症状が出ている人は肌が敏感になりやすいので刺激の少ないUVケアを使用しましょう。また、日常のスキンケアでは酒さ・赤ら顔専用の化粧水を使うこともおすすめします。刺激が弱いだけの化粧水を使うよりも毛細血管の炎症をおさえるため効果が期待できます。保湿ケアやメイクなどに使うアイテムも刺激の少ないものを選ぶようにするとよいでしょう。

自分の酒さの要因を見極め、それらをなるべく避けたり取り除いたりすることで、酒さの症状を出にくくすることができます。