暑さからくる脂漏性皮膚炎とはその治療法を紹介!
赤ら顔の改善は化粧水選びで決まる!しっかり治したい方必見!
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  1. 暑いとなりやすい脂漏性皮膚炎から来る赤ら顔の治療方法

脂漏性皮膚炎って何?

脂漏性皮膚炎って何?

赤ら顔の原因の一つに脂漏性皮膚炎があります。

脂漏性皮膚炎とは皮脂の分泌で皮膚の表面に赤みやかゆみを伴う炎症です。皮脂の出やすい頭皮や頬、額、眉毛、鼻、耳の後ろ、襟足などに多く見られます。症状としては、肌表面がざらつき、毛穴が開いて発疹などがあらわれます。そして角質層がはがれやすくなります。進行すると、ポロポロと皮脂の塊が取れてかさぶたのような老廃物が発生します。頭皮の場合は髪の毛のベタつきやかゆみやフケが出てきます。さらに皮脂やフケなどの老廃物が酸化すると赤ら顔だけでなく体臭の原因ともなります。

このような状態になる原因は、「マラセチア菌」と呼ばれる常在菌が関係すると言われています。これはもともと人の皮膚にすむ常在菌ですが、様々な要因で異常繁殖し、皮膚を刺激する物質を分泌して赤みやかゆみの原因を作ります。この現象が起こらないようにするには、皮脂量と水分量のバランスを整えるケアが必要となってきます。マラセチア菌の異常繁殖は、洗顔してもすぐに肌がテカってくる、ベタつきがでてくるなど皮脂分泌の多い人にでやすい症状です。特に気温や湿度が高い季節は皮脂の分泌が増え、紫外線によって皮脂の酸化が早まるので注意が必要です。

脂漏性皮膚炎から来る赤ら顔のセルフケア方法

脂漏性皮膚炎から来る赤ら顔のセルフケア方法

脂漏性皮膚炎を改善するには、皮脂を正常な量に整えることが重要となります。皮膚表面の皮脂を取り除くだけでは根本的な解決とはなりません。無理に皮脂を取り除くと必要な皮脂まで取り除いてしまい、かえって皮脂がたくさん分泌されてしまいます。分泌させる皮脂量をコントロールするケアをしましょう。

まずは脱脂力の強い洗顔料やスクラブ入りの洗顔料は避けてすすぎを徹底し、正しい洗顔を心がけましょう。そして脂漏性皮膚炎の原因である「マラセチア菌」の増殖を防ぐために、タオルや部屋着、布団や枕カバーなど顔に触れるものは常に清潔にしておきましょう。

皮脂の分泌は食生活やホルモンバランス、睡眠時間、ストレスなどに影響されることもわかっています。まず食生活ではビタミン類を積極的に摂取することが効果的です。肌の免疫機能を高めるビタミン類でマラセチア菌の増殖を防止できます。また気温や湿度の高い季節では帽子・マスク・日傘などで紫外線対策をしっかりとり、皮脂が酸化しにくい状態をつくりましょう。

つぎに睡眠時間を充分に確保することも重要です。肌の回復を促す「成長ホルモン」は熟睡時に最も多く分泌されます。肉体的・精神的なストレスは皮脂の過剰分泌につながりますが、充分な睡眠をとることでストレスが解消され、皮脂の分泌も正常に整います。

最後に軽い運動や充分な休息でストレスを溜めすぎないよう気を付けましょう。基本的なケアを続けることで、症状の進行を抑えることができます。