赤ら顔だともしかして肝臓が悪いの?気になる関係は?
赤ら顔の改善は化粧水選びで決まる!しっかり治したい方必見!
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  1. もしかして肝臓が悪い?赤ら顔と肝臓の関係

肝臓の働き

肝臓の働き

スキンケアに気をつけていても、赤ら顔が治らない…。もしかすると、その赤みは肝臓からきているかもしれません。肝臓が悪くて赤ら顔になっている場合、その程度によっては
深刻な病気が隠れているケースもあるので注意が必要です。そこでまずは、肝臓の主な働き3つから見ていきましょう。

①食べ物をエネルギーに変える働き

肝臓は、食べ物によって摂取した糖・タンパク質・脂質を体に使える形に合成し、貯蔵しておく働きがあります。貯蔵された合成物は、必要なときにエネルギーの元として体に供給されます。

②有害物質を分解・解毒する働き

アルコールや薬など体にとって有害となるものを、排尿や排便によって体外に排出されやすい形に分解します。大腸が食物を分解するときに発生するアンモニアも分解してくれます。

③胆汁を生成・分泌する働き

肝臓では胆汁(たんじゅう)が作られています。十二指腸では脂肪の消化が行われますが、この消化に活躍するのが胆汁です。胆汁は胆嚢(たんのう)に貯蔵され、食べたものの脂肪の量に合わせて十二指腸へ送られます。

このように、生命活動に欠かせない働きを担っているのが肝臓です。続いて、肝機能の低下と赤ら顔の関係を見ていきましょう。

肝臓の機能低下と赤ら顔の関係

肝臓の機能低下と赤ら顔の関係

中年の男性の顔が赤いと、「飲み過ぎで肝臓が悪いんじゃない?」なんて言われたりします。これにはちゃんと理由があって、アルコールの過剰摂取によって肝機能が衰えると、赤ら顔になる場合があるのです。

食生活の乱れやアルコールの過剰摂取が続くと、肝臓はフル稼働し続ける状態になります。

フル稼働させていると肝臓は疲れてしまい、本来のパフォーマンスを発揮できません。そうすると体内の有害物質がうまく排出されず、その有害物質が血液に入り込むことで血液の状態が悪くなります。いわゆるドロドロ血液です。血液の状態が悪くなると血のめぐりが悪くなり、顔に回った血液がうまく降りてこずに顔がほてり、赤ら顔になるというわけです。

さらに肝臓に負担がかかると、中性脂肪がたまって脂肪肝になることも。さらに症状が進むと脂肪性肝炎、最悪の場合は肝硬変にまで進行してしまうこともあります。肝臓は沈黙の臓器とも言われ、症状が進行しても自覚症状がないことが多いもの。気になる場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

肝臓からくる赤ら顔を解消するには?

肝臓からくる赤ら顔を解消するには?

肝臓からくる赤ら顔を解消するには、肝機能を回復させてドロドロ血液をサラサラ血液に変えることです。それには食生活の改善が第一。下記のような食品を意識して摂りましょう。

良質なタンパク質

肝臓はタンパク質で作られているため、肝細胞を回復させるにはタンパク質が欠かせません。玄米やごま、大豆加工品(豆腐・納豆・味噌)などの植物性タンパク質と、肉・魚・卵・乳製品などの動物性タンパク質をバランスよく摂るようにしましょう。

ビタミン

タンパク質と同様、正常な肝機能に欠かせないのがビタミンです。多めに摂取することを心がけてください。特にビタミンA、C、Eは抗酸化ビタミンと呼ばれ、肝臓で発生した活性酸素を除去してくれる働きがあります。

【ビタミンA、C、E を多く含む食材の例】

  • ビタミンA…レバー・うなぎ・卵・海苔・人参・ほうれん草・小松菜・モロヘイヤなど
  • ビタミンC…ブロッコリー・赤ピーマン・パセリ・アセロラ・キウイなど
  • ビタミンE…アーモンド・唐辛子・ひまわり油・小麦胚芽・抹茶など

その他、アサリやシジミにはタウリンの他にも肝機能を強くする栄養素が含まれています。大豆も同時にとれるお味噌汁にして食べるといいですね。